読書『親指のうずき』

アガサ・クリスティの推理小説です。

探偵として活躍したこともあるトミー(夫)とタペンス(妻)は初老の夫婦です。ふたりはトミーの叔母の入所している老人ホームにお見舞いに行きました。叔母の部屋には運河のそばの家の風景画が飾られていました。タペンスはその絵の家に見覚えがあります。その絵は叔母と同じ老人ホームに入所しているランカスター夫人が叔母にあげたものでした。ランカスター夫人はやや認知症のようで「暖炉には子供の死体が塗り込められている」旨の話をタペンスにしました。しかし、タペンスはその話が気になりました。タペンスは絵に描かれた家を突き止め、現在の家の住人や周辺住民にさりげなく聞き込み調査をしていきます。過去にその地域で子供がいなくなる事件が連続して起こっていたことがわかりました。そして、タペンスは思いがけない事件に巻き込まれていきます…!