読書『アクロイド殺し』

『アクロイド殺し』はアガサ・クリスティの推理小説です。

キングス・アボット村の地主であり富豪のロジャー・アクロイドが何者かに刺殺されます。村の医師であるシェパードはこの事件を文章にして記録しており、この本の語り手となっています。シェパード医師の隣家に隠居生活をするために引っ越してきた名探偵ポアロもこの事件の真相を追求していきます。アクロイド氏の家族や使用人など様々な人々が皆、隠し事をしており、捜査は混乱しますがポアロは真実を見抜きます!この本が出版された1926年には、庶民に普及していなかった録音機が犯行時間の錯覚のために使われています。

私はいつも最後まで犯人がわからない事が多いのですが、『アクロイド殺し』では前半の方で「あれ?」と思うところがあり、犯人に気がつきました!

読書『ポケットにライ麦を』

『ポケットにライ麦を』はアガサ・クリスティの推理小説です。

ミス・マープルがかつてメイドとして雇って行儀作法を教えたグラディスという娘が、新しい雇い主のフォテスキュー家で何者かによって殺されました。フォテスキュー家ではグラディスが殺される前にも、その家の主人と夫人が殺されたばかりでした。ミス・マープルは犯人に怒りを覚えながらフォテスキュー家へと向かいます。

グラディスは孤独な娘で、外見も頭もたいしてよくありませんでした。そして鼻に洗濯バサミをつけられた状態で死体で発見されます。そんなグラディスの仇を討ちにミス・マープルは頑張ります!グラディスが生前に書いたミス・マープルへの手紙が本当にせつない…

読書『ポアロのクリスマス』

『ポアロのクリスマス』はアガサ・クリスティの推理小説です。

ゴーストン館の主人である大富豪の老人シメオンは、クリスマスのイベントとして家族を集めました。しかし、クリスマスイブにシメオンは血まみれの死体となって発見されます。州の警察部長の家でクリスマスを過ごすために訪れていたポアロは、地元警察に協力することになり、捜査をはじめます。

捜査をする中、シメオンの後ろめたい過去や、集まった家族たちの抱える様々な問題や家族間の不仲が明らかになっていきます。意外な犯人を名探偵ポアロが突き止めます!

読書『ABC殺人事件』

『ABC殺人事件』は、アガサ・クリスティの推理小説です。名探偵ポアロが活躍します。

Aの字から始まる町で、イニシャルがA・Aの人物が殺されます。次にBの字から始まる町で、イニシャルがB・Bの人物が殺されます。その次はCの字から始まる町で、イニシャルがC・Cの人物が殺されます。

それぞれの被害者の周りにそれぞれの登場人物がいますが、本当は誰が誰を狙っていたのかをポアロは突き止めます!

読書『ゴルフ場殺人事件』

『ゴルフ場殺人事件』は、アガサ・クリスティの推理小説です。

名探偵ポアロは、大富豪から依頼を受けます。ポアロは助手的な友人のヘイスティングズと一緒に、依頼主のいるフランスの別荘地へ向かいます。しかし、ポアロたちが到着した時には依頼主は何者かによって殺害されていたのです。

いつも通り、ポアロが事件を解決してくれます。シンデレラというアクロバットの女優が登場し、ヘイスティングズとのロマンスもあります。

読書『予告殺人』

『予告殺人』はアガサ・クリスティの推理小説です。ミス・マープルが活躍します。

地元紙の広告欄に殺人の予告がされ、その予告通りの場所で、予告通りの時間に男が銃で殺されます。リトル・パドックス館というお屋敷を中心に物語は進んでいきます。その後、第二、第三の殺人事件が起こってしまいます。登場人物の何人かは自分の過去や身元を隠しています。犯人は自分の正体を隠すために殺人という手段を取り続けているのです。

もちろん、マープルさんの推理によって事件は解決します!

読書『メソポタミヤの殺人』

『メソポタミヤの殺人』は、アガサ・クリスティの推理小説です。名探偵ポアロが活躍します。

考古学者の調査隊が、イラクのアッシリア遺跡の調査をしています。調査隊のリーダーであるライドナー博士の妻ルイーズも夫について来ていました。ルイーズは以前から神経症で、誰かに殺されると怯えていました。そして、調査隊員たちが寝泊まりしている建物でルイーズは本当に殺されてしまうのです。

ルイーズ自身は考古学者ではありません。そのためルイーズがライドナー博士について来たことを快く思わない人たちもいるようでした。そして、ルイーズがいるせいで現場の雰囲気が悪くなっていると調査隊員たちは思っていました。長期間、他人との共同生活というのは今も昔もストレスが溜まるようですね…

名探偵ポアロは真実を見抜いて解決してくれます!

読書 『そして誰もいなくなった』

『そして誰もいなくなった』はアガサ・クリスティの小説です。

孤島の広い屋敷に十人の年齢・性別・職業など異なる人々が集められます。しかし、人々を集めた屋敷の主人はいつまでも姿を現しません。そして、そこで次々と集められた人々が殺されていきます。しかし、この作品は探偵が登場して犯人を捕まえるといういつものスタイルとは異なっています。集められた人々全員の過去の隠れた罪が明らかにされます。本来ならば裁判で有罪になっているような種類の罪です。集められた人々は皆、お互いを疑いながら過ごします。そしてだんだん人数が減っていき、最後には…!

すごいドキドキして読みました!怖かった!

読書『雲をつかむ死』

『雲をつかむ死』は、アガサ・クリスティの推理小説です。

パリ発クロイドン行きの飛行機の中で、老婦人が死んでいるのが見つかります。美容院の助手をしている若い女性ジェーンは事件後に自分でも手がかりを探そうとします。同じ飛行機に乗っていた歯科医の男性や考古学者の男性はジェーンに気のあるような素振りを見せますが…。

亡くなった老婦人マダム・ジゼルは社会的身分の高い人々を相手に金貸し業をしていました。仕事柄、貴族のスキャンダルや金銭問題などの個人的な秘密を知っており、他人から恨まれている可能性も高い女性でした。ちょうど同じ飛行機に乗っていた名探偵ポアロが事件の真相を明らかにしていきます!

読書 『パディントン発 4時50分』

アガサ・クリスティ著の『パディントン発 4時50分』はミス・マープルが活躍する推理小説です。ミス・マープルは小さな村の老婦人ですが、推理力があります。

ミス・マープルの友人が、列車の中での殺人事件を目撃したことからはじまります。ルーシー・アイルズバロウという頭の良い家政婦も探偵役を手伝います。ルーシーは高学歴で有能であり、なおかつでしゃばりもしない素敵な女性として描かれています。ルーシーがつくるおいしそうな料理もたくさん登場します。

クラッケンソープ家に集まって来る家族・親戚たちは皆それぞれ問題を抱えており、全員怪しく思えてきます。そして、ルーシーはあらゆる男性にモテます。

クラッケンソープ家というお屋敷が主な舞台なのですが、イギリスの広大な敷地を持つお屋敷の様子を想像して読むのは面白いです!